xmail.dojo.jp
 メールボックスの管理

XMail の特定のローカルユーザは、K4 を高機能のウェブメールシステムとして利用することができます。

K4 はログインユーザが使用しているローカルコンピュータ上には Cookie 情報も含め何のデータも保存しないので、インターネットに接続できるパソコンとブラウザ一つがあればいつでもどこからでも安心して自分のメールボックスにアクセスすることができます。たとえば旅行先から、たとえば出先から、だれかのパソコンをちょっと借用して K4 にアクセスしてください。

メールボックスの管理

  Top ↑

メールボックスの管理とは?


K4 の [メールボックスの管理] でできることは以下の通りです。

メールボックスの管理 - 受信トレイ

メールボックスの管理 - 新規作成

  Top ↑

メールボックスの管理を許可するには?


メールボックスの管理を許可する

K4 のメールボックス管理メニューは、それを許可されたユーザだけに表示されます。

メールボックスの管理機能を利用できるためには、XMailCFG の [ユーザの管理]-[K4 許可属性] または K4 の [ドメインの管理]-[ユーザの管理] において該当ユーザに対して [メールボックスの管理も許可] オプションをオンにする必要があります。


  Top ↑

制限事項


現在のメールボックス管理機能には以下のような制限があります。

  Top ↑

HTML 形式のメッセージについて


K4 では [メールボックスの管理] においてメッセージの内容を表示するとき、もしもそれが HTML 形式のメッセージ(いわゆる HTML メール)とみなされる場合、以下のようにそれを取り扱っています。

  1. テキスト部と HTML 部との双方が存在するメッセージについてはテキスト部を K4 で表示し、HTML 部についてはそれを一時ファイルとして保存し、そこへのリンクを K4 に表示します。なお、テキスト部にインターネットアドレス(URL)が存在する場合、それにアンカータグを埋め込んでハイパーリンク表示にすることができます("環境設定" を参照)。

    メールボックスの管理 - HTML 形式メッセージ

  2. テキスト部と HTML 部との双方が存在するもののテキスト部が空である場合、または HTML 部のみで構成されるメッセージの場合、HTML 部を後述のような編集を行ったうえで K4 で表示します。また、HTML 部を一時ファイルとして保存し、そこへのリンクを K4 に表示します。

なお、実際にやり取りされている HTML 形式のメッセージはメールクライアントアプリケーション(メーラ)によってさまざまであり、K4 でそれらのすべてを正しく扱えるかどうかは保証の限りではありません。また、データ中に他のサーバ上のリソース(画像ファイルなど)へのハイパーリンクがある場合、メッセージを閲覧する時点でインターネット接続が完了していないと表示が不完全になります。

  Top ↑

添付ファイルの処理


K4 の [メールボックスの管理] において添付ファイルの処理をユーザに許可する場合は予備知識(覚悟?)が必要です。

K4 では環境設定ファイル config.local.cgi の allowdown オプションにより添付ファイルの閲覧またはダウンロードをユーザに許可していますが、この機能は現時点では実験的なものです。作者はこの機能をすべての環境でテストしたわけではありません。OS や WWW サーバ、あるいはブラウザの種類によっては不具合が発生するかもしれません。

また、ユーザのログアウト方法によってはサーバ上に展開された添付ファイルがそのまま残ってしまい、他のユーザにそれを見られてしまう危険もあります。

K4 では添付ファイルは以下のように処理されます。

  1. 送受信トレイまたは送受信フォルダにおいて各メッセージの内容表示が行われるタイミングで、もしもメッセージ中に Base64 エンコードの添付ファイルがあればそれらのすべてを K4 の temp フォルダ内の一時的なフォルダ(そのユーザのメールアドレスや現在時刻をもとにして名前を決めています)に XX.ext というファイル名で保存します。XX は添付ファイルの通算数で 01 から始まります(最大 99)。.ext は(もしあれば)オリジナル添付ファイルの拡張子です。なお、K4 でウイルススキャンを可能にしている場合、この段階でスキャンが行われます。

  2. K4 は添付ファイル名のリンクをメッセージ表示画面に表示します。

  3. ユーザがそれらのリンクのどれかをクリックすると、K4 は新たなウインドウを開いて該当ファイルを表示・閲覧するかダウンロードするかの選択をユーザに促します。

  4. 新たなウィンドウ内において、ユーザが添付ファイル名のリンクを左クリックすると、その拡張子に関連づけられたアプリケーションが起動して内容が表示されるか、あるいはダウンロード動作が始まります。また、右クリックすると、ファイル保存のためのメニューが開きます。

  5. ユーザがログアウトボタンからログアウトするか再ログインメニューを実行すると、一時フォルダと添付ファイルのすべては削除されます。ログアウトボタンまたは再ログインメニューからではなく、たとえばブックマークなどから他のサイトに移動するとそれらの添付ファイルはそのまま残ります。ただし、そのユーザまたは他のユーザがログインしたときにそれらの添付ファイルの有効時間が過ぎていればそれらは自動的に削除されます。

【ご注意】

  1. 添付ファイルの名前 に 2 バイト文字(日本語文字)が含まれる場合、WWW サーバやブラウザによってはダウンロードや表示・閲覧を行うときのファイル名がオリジナルファイル名とは異なった名前になることがあります。これは、2 バイト文字を含むファイルのダウンロードや表示・閲覧に不具合が起きるソフトウェアに対応するために K4 がファイル名を英数文字を使ったものに変更しているからです。

    以下に、いくかの WWW サーバとブラウザとの組み合わせにおいて 2 バイト文字を含む添付ファイル名を K4 がどう扱うかを示します。


      Internet Explorer 5/6  Mozilla 1.x(NN 6.x)Netscape Navigator 4.7xOpera 6.x 日本語版
    An HTTP Server 1.4日本語のまま英数文字に変更日本語のまま日本語のまま
    Apache2 for Win32日本語のまま英数文字に変更英数文字に変更英数文字に変更
    IIS 5.1/5.0/4.0日本語のまま英数文字に変更日本語のまま日本語のまま
    Sambar Server 5英数文字に変更英数文字に変更英数文字に変更英数文字に変更

  2. 添付ファイルの内容表示/ダウンロードを許可する場合、K4 をインストールしたパーティションに大きな空き容量が必要です。

  3. 添付ファイルの処理はサーバに大きな負荷がかかります。大きなファイルを多数添付したメッセージを表示するとサーバが悲鳴を上げるでしょう。一般に、メールサービスのためには高性能のコンピュータを使ってください。

  Top ↑

添付ファイルのウイルススキャン


K4 は、外部のウイルススキャンプログラムとともに使うことでメッセージ中の添付ファイルに対するウイルススキャンを行うことができます。詳細は "ウイルススキャン" ページを参照してください。

ウイルス発見!!


  Top ↑
Copyright(c) xmail.dojo.jp.
All rights reserved.