まとめて管理 - 重要作業の集中管理


4/26Fri

インターネット電子メールシステムが悪漢たちに蹂躙されつつある昨今、メールサーバの管理は本当に骨の折れる作業です。 そこで、管理者の負担を少しでも軽くするため、重要な管理作業のうちアクセスログの管理と保存メッセージの管理等について まとめて作業できるようにしました。 忙しいあなたも本メニューを利用すれば少しだけ楽になれます。

  1. アカウントの乗っ取り等によりあなたの XMail が「今まさに大規模な不正利用を受けている」と疑われる場合、[緊急事態の観察・発見] メニューを開けば不正利用アカウントを発見できる可能性があります。そこから該当アカウントを一時停止してください。ひとまずそれ以上の被害を防ぐことができます。

  2. あなたの XMail が大規模な不正利用を受けてしまった場合、そのスプール(MailRoot/spool)内に大量のメッセージファイル等が蓄積され、本ページの [凍結メッセージ詳細] メニューや [スプール内メッセージ詳細]メニュー、[オプション] ページの該当メニューなどからはメッセージ一覧を参照できない(タイムアウトなど無応答になる)ことがあります。そのような事態では以下のように対応してください。

  3. あなたの XMail が不正に利用されていると判断できる場合、[非常事態対策] ページをヒントに対応してください。また、ローカルユーザあてに多量のマルウェア(ウイルスやワーム、ランサムウェアなど)つきメッセージが届く場合、[マルウェア対策] ページをヒントに対応してください。

  4. 本ページの [アクセスログの管理] では、XMail による POP/SMAIL/SMTP の各アクセスログを参照できます。 直近 10 日間の平均を大幅に超える(5倍以上)サイズのログがある場合は警告します。不正アクセス・不正利用をチェックしてください。

  5. [アクセス統計] では、XMail の各ログから統計情報を表示します。[不正アクセス統計] では不正アクセス(乗っ取り攻撃等)の状況を観察できます。[正規アクセス統計] では正規アカウントによる XMail の利用状況を観察できますが、不正利用またはサービス拒否攻撃等が隠れている場合があるので注意が必要です。[緊急事態の観察・発見] ではローカルループバックアドレス(127.0.0.1)からのアクセスと、SMTP認証接続による XMail へのアクセス状況を観察し、乗っ取り被害の可能性を判断します。 ログが多い場合、解析に時間がかかります。

  6. [メッセージの管理] では、XMail/XMailCFG による以下のメッセージ一覧をワンクリックで参照できます。

  7. 全ローカルユーザのメールボックス(XMail 管理下の mailbox)について使用量制限と現在の使用量をチェックし、使用量が制限を超えて新たな受信メッセージの格納が不可能になっている場合(メールボックスフル)、残量が 10MB 以下になっている場合は警告します。適切な対応が必要です。なお、この処理のため、アカウント数が多い場合は画面表示が待たされる場合があります。


XMailCFG