K4 (UTF-8 版) 改版履歴 (XMailCFG 2.x対応)
UTF-8 版のご案内 |
K4 0.93(EUC版) をベースに、2013 年 8 月、UTF-8 版の K4 を作成・公開しました。
UTF-8 版では K4 のスクリプトは UTF-8 コードで書かれ、ブラウザ表示やメッセージ送信も UTF-8 になります。
UTF-8 のどこがいいかって? |
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既存環境との互換性の問題について |
新しい K4 は一部のデータを UTF-8 コードで保存する仕様となったため、既存の(EUC版の) K4 運用環境があるところへ新しい K4 をインストール・セットアップすると、それまで K4 ユーザが以下のデータを日本語で書いていた場合、文字化けが起きる可能性があります。
どうすればいいかって? |
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■ 0.95g (2023/12/23)
- XMailCFG 2.51がDKIMドメイン認証に対応したことに対応するものです。
■ 0.95f (2022/04/01)
- ActivePerlの新しいバージョンで不具合が出ている問題に対応するものです。
■ 0.95e (2020/07/07)
- メッセージヘッダの From:や To:の UTF-8 エンコードの方法によって送信先サーバから受け取りを拒否される場合があるのを修正しました。
- サポートサイトにおける なか さんほかの協力により、文字化けなどその他の累積的な修正・変更を行いました。
■ 0.95d (2018/12/14)
- 一部の添付ファイル名先頭に「utf-8」などとゴミが入るのを修正しました。
- 非 Windows 環境での K4 において XMail のコントロールコマンドを実行した場合に MailRoot 内ファイルの所有者が Apache 実行ユーザにならない問題を修正しました。ただし、XMailCFG 2.47d 以降のバージョンで環境設定を行う必要があります。
■ 0.95c (2018/06/23)
- メッセージ送信時に署名の自動挿入が行われていなかった不具合を修正しました。
- 送信メッセージへの署名の挿入・再表示で文字化けが起きる場合があったのを修正しました。
- 一部のメッセージの内容表示で内部エラーになることがあったのを修正しました。
- [振り分け] メニューにおいて指定アドレスへのSMTP転送を実行できるようにしました。
■ 0.95b (2018/01/29)
- ヘッダがエンコードされたメッセージの内容解析において、Subject: 等にスペース文字が入ることがある不具合を修正しました。
- この版から K4 は CGI_Lite.pm を利用しないことにしました。既存であれば削除してください。
- その他の修正・変更。
■ 0.95a (2017/01/18)
大きな変更はありませんが、累積的な変更・修正を適用しています。
■ 0.95 (2016/06/24)
ワンタイムパスワード機能に対応しました。ワンタイムパスワード機能を利用するためには XMailCFG(2.43以降) の [K4の管理]-[環境設定]-[セキュリティ](グローバル環境) と [ユーザの管理]-[K4アクセス権](個別環境) を適切に設定する必要があります。機能を運用する環境において、K4 ログインは以下のように動作します。
- ユーザが K4 ログイン画面にアクセスして通常のアカウント認証を行う。
- 認証に成功すると、システムは該当ユーザの登録アドレスあてにワンタイムパスワードを通知し、追加認証画面を表示する。
- 該当ユーザは登録アドレスに届いたワンタイムパスワードを見て、それを追加認証画面に入力する。
- 認証に成功するならログイン成功で、指定回数の認証失敗でそのアカウントは指定時間ロックアウトされます。
- ユーザは K4 メニュー "セキュリティ"(旧称"パスワード") を利用して通知先アドレスを更新できます。
ワンタイムパスワード機能の利用は XMailCFG の [ユーザの管理]-[K4アクセス権] でアカウントごとにオン/オフでき、ユーザ自身が K4 からその利用を選択できるようにする一方、ユーザにそれを強制することもできます。セキュリティをとくに重視する環境で K4 を運用する場合に利用してください。
■ 0.94g (2016/02/03)
- 添付ファイルつきメッセージを転送するときファイル名が文字化けすることがあったのを修正しました(UTF版固有)。
- [ドメインユーザの管理]-[ログインメッセージの管理] で文字化けが発生するのを修正しました(UTF版固有)。
- 返信メッセージへの署名の自動挿入時に文字化けすることがあったのを修正しました(UTF版固有)。
- メッセージ送信またはファイルアップロードを実行するとき、「しばらくお待ちください」メッセージと GIF アニメーションを表示するようにしました(気休め?)。
- その他の修正・変更。
■ 0.94f (2015/07/09)
- メッセージ中のタブコードが "?" に変換されていたのを修正し、4個のスペースで表示することにしました。
- [ログイン制限] メニューの実行でデータを正しく保存できない不具合を修正しました。
- [ドメインの管理]-[リストの管理]-[受信拒否の管理] で登録済みアドレスを削除できない不具合を修正しました。
- "Wide caracter error" 発生への対策を施しました。Apache ではエラーログに記録されるだけですが、IIS では動作異常になっていたかもしれません。(UTF版固有)
- 大画面モニタ時代に合わせ、フォーム等の部品を大きく表示するようにしました。
■ 0.94e (2015/01/03)
- メッセージヘッダに "charset=charset=ISO-2022-JP" というような不届きな指定がある場合に K4 が致命的エラーとなるのを修正しました(UTF版のみ)。
- メッセージボディ中に制御コード等(文字データ以外)が存在する場合、メッセージ表示を停止する場合があったのを修正しました。
- 下書きメッセージを削除できない場合があったのを修正しました。
- 事情により作者のメールアドレスを cop@hunet.jp に変更しました。
■ 0.94d (2014/08/02)
- サポートサイトを http://xmail.dojo.jp/ (XMail道場) に変更しました。リンクの変更をお願いします。
- ボディー全体が Base64 エンコードされている一部のメッセージで画像ファイルを正しく取り出せない場合があったのを修正しました。
- UTF-8 版でヘッダの解析方法を再検討し、できるだけ文字化けを避けられるようにしました。単純(?)で強制的(?)な解析方法に固定し、(たぶんスパマー野郎のためにしかならない)無駄な解析コードを廃止したのですが、これが案外に文字化け対策として効果があるという発見がありました。
■ 0.94c (2014/03/16)
- "csISO2022JP" や "csShiftJIS" のキャラクタ指定があるメッセージを正しく表示できない不具合を修正しました(UTF-8版固有)。
- ビッグファイル送受機能の利用権限がないユーザの場合にもそれらのメニューが表示される場合があったのを修正しました。
- ログインユーザへの個別の権限設定が(XMailCFGから)行われていない場合に、デフォルト値の適用を正しく行えない場合があったのを修正しました。
- Linux 等、非 Windows 環境に移植しやすいようにしました。
- パスの区切りはすべてスラッシュにしました。
- CtrlClnt コマンドは OS を判別して実行します。手修正の必要はありません。
- スクリプトの shebang は perl から update.cgi を実行すれば OS を判別して自動修正します。
- 非 Windows 環境では $mailbox はデフォルトで Maildir/new になるようにしました。
関連して、$mailbox を Maildir/new にしたときの不具合の対策を行いました。
ただし、非 Windows 環境での UTF-8 版の動作にはまだ問題があるようです。移植では EUC 版を検討してください。
■ 0.94b (2014/01/10)
- "ビッグファイル受領機能" を追加しました。E-mail に添付できないほど大きなサイズのファイルを受領可能にします。
- E-mail への添付ではなく、ウェブサイトへのアップロードでそれを受け取れるようにします。
- あなたはアップロードサイトの URL を K4 から相手に通知します。相手は指定サイトにアクセスしてファイルをアップロードします。
- アップロードされたファイルは K4 の [ビッグファイル] メニューまたは XMailCFG の [ファイルの管理] から管理(ダウンロードや削除など)することができます。
- アップロードサイトは任意のパスフレーズで不正アクセスから守ることができます。
- ヘッダ用 HTML やフッタ用 HTML を用意することでオリジナルデザインのアップロードサイトを作成できます。
ビッグファイル受領機能を利用するには XMailCFG 2.41b 以降で以下の環境設定を行う必要があります。
- [K4の管理]-[環境設定]-[メールボックスの管理] で、"ビッグファイル受領機能" を "許可する" にし、関連するその他の項目を適切に設定します。
- [ユーザの管理] から個別ユーザについて [K4アクセス権] を開き、"ビッグファイル受領機能" にチェックをつけます。
- ビッグファイル送付機能の動作を改善しました。
- [UTF-8版固有] ヘッダの From:や Subject:などにシフト JISコードの文字がエンコードなしで書いてある場合に文字化けする不具合を修正しました。
- その他の細かな修正・変更。
■ 0.94a (2013/11/08)
- [ 緊急修正 ]
K4 はユーザのログイン時に ActivePerl の Image::Size がインストールされているかチェックし、インストールされていない場合は "ppm install Image::Size" を内部的に実行していますが、IIS 環境下でそのコマンドの実行時に致命的エラーになることが分かりました。この不具合に対応するためのバージョンです。この修正により、Image::Size が K4 で利用できない場合、それによる機能(添付ファイル画像の縮小表示機能とインライン表示機能)がオフになります。IIS ユーザでこれらの機能を利用したい場合はコマンドプロンプトから ppm コマンドを実行してください。ただし、ActivePerl の一部の無料バージョンでは Image::Size は追加インストールできないということです。詳細についてはサポートサイトの掲示板を見てください。
- [ Windows Server 2008(R2)/2012 + IIS 7/8 で動作検証]
IIS 環境下での運用について不具合報告が多いので、Windows Server 2008(R2)/2012 上の IIS で動作の細部を広範に見直し、多数の修正・変更を行いました。
本件についてはサポートサイトにおけるみけにゃんの大きな貢献がありました。みけにゃんに敬意を表します。
- 添付ファイル名に JIS 半角カナが使用されている場合、文字化けまたはダウンロードエラーになることがあるので、(unknown.拡張子) というファイル名で取り扱うことにしました。
- ビッグファイル送付機能でダウンロードサイトを要認証とする場合、認証済みページの有効時間を指定できるようにしました。
- [パスワードの更新] メニューで、パスワードと秘密の言葉が同時に指定されたときのエラー判定動作を改善しました。
- [振り分け] メニューで新規登録のルール名が文字化けする場合があったのを修正しました(UTF-8版固有)。
■ 0.94 (2013/10/19)
- "ビッグファイル送付機能" を追加しました。E-mail に添付できないほど大きなサイズのファイルを送付可能にします。
- E-mail には実際にはファイルを添付せず、それをウェブサイトからダウンロードできるようにし、その URL を E-mail で相手に通知します。
- 相手は指定 URL にアクセスし、指定ファイルをダウンロードします。
- ダウンロードサイトは任意のパスフレーズで不正アクセスから守ることができます。
- ダウンロード有効期間、ダウンロード回数制限を設定できます。
- ヘッダ用 HTML や フッタ用 HTML を用意することでオリジナルデザインのダウンロードサイトを作成できます。
- ビッグファイルとして登録されたファイルは K4 の [ビッグファイル] メニューまたは XMailCFG の [ファイルの管理] から管理(削除など)することができます。
ビッグファイル送付機能を利用するには XMailCFG 2.41 以降で以下のような環境設定を行う必要があります。
- [K4の管理]-[環境設定]-[メールボックスの管理] で、"ビッグファイル送付機能" を "許可する" にし、関連するその他の項目を適切に設定します。
- [ユーザの管理] から個別ユーザについて [K4アクセス権] を開き、"ビッグファイル送付機能" にチェックをつけます。
- 長い名前を持つ添付ファイルの一部がファイル一覧に正しく表示されない場合があったのを修正しました。(UTF-8版固有)
■ 0.93c (2013/09/30)
- ページあたり表示メッセージ数などを XMailCFG で個別にゼロ(デフォルト値で動作)に指定していた場合、デフォルト動作が行われない場合があったのを修正しました。
- デフォルト動作、デフォルト表示に関するいくつかの細かな修正・変更を行いました。
■ 0.93b (2013/09/09)
- 画像が添付されたメッセージの返信・転送で内部エラーが発生してしまう不具合を修正しました。
- 本文が Quoted printable エンコードされたメッセージの一部が文字化けする問題に対処しました。
- 添付ファイルの処理ページでアップロード可能数と制限サイズの表示が正しくない場合があったのを修正しました。
- From:、Subject:、To: 等に1バイト文字と2バイト文字とが混在するメッセージを返信・転送すると文字化けが発生する問題を修正しました(UTF-8版固有)。
■ 0.93a (2013/08/08)
- EUC 版 K4 0.93 をベースに、UTF-8 版 K4 を作成しました。環境設定は XMailCFG 2.40c 以降から EUC 版 K4 と同様に行うことができます。
- EUC 版 K4 とバージョン番号はスタート時は同じですが、修正を行ううちに変わる可能性があります。
- 一部のデータについて EUC 版 K4 と互換性がありません。
- 十分なテスト運用を行うことをすすめます。問題点をサポートサイトに上げてください。
K4