[ウイルススキャン実行プログラム] にはウイルススキャンを実行するコマンドラインプログラム名を拡張子まで C:\avscan\scanner.exe のようにフルパスで指定します。セキュリティのため、プログラムは WWW サーバからアクセスできない場所にインストールしてください。

対応するアプリケーションと実行プログラム名は以下の通りです。
このリストは古くなっており、あなたがテストしたいときは製品が販売終了になっているかもしれません。
また、販売していたとしても、現在は動作しない可能性があります。
2025年の時点で動作確認がとれているのは ESET 社のものと ClamWin、F-Prot Antivirus for Windows だけです。

それぞれのアプリケーションのインストールではウイルススキャンに必要な機能のみをインストールすることをすすめます。インストール後は XMail の運用環境に応じた適切な環境設定が必要な場合があります。環境設定に自信がない場合、ウイルスパターンファイル(定義ファイル)の自動ダウンロード機能を除き、該当アプリケーション関連のすべての常駐プログラムやサービスアプリケーションを停止してください。K4/XMailCFG によるウイルススキャンはそのような環境でもっとも安定して動作します。

オンラインスキャンでは、スキャンは XMail による SMTP セッション中に行われます。この場合、ローカルアカウントあてのメッセージだけでなく外部へリレーされるメッセージもすべてスキャンします。

オフラインスキャンでは、スキャンは XMail による SMTP セッションが終了してローカルアカウントのメールボックスにメッセージが保存されるその直前に、または外部へのメッセージ中継のための SMTP セッションが開始されるその直前に行われます。

スキャンオプションで "ウイルス発見をポストマスターに通知" 以降のオプションに一つもチェックをつけない場合、ウイルスが含まれるメッセージは通知なしで削除されます。

スキャンによりコンピュータへの負荷が高くなるのを防ぎたい場合はメッセージファイルの上限サイズを指定します。低速システムでサービスを運用している場合などに大きな効果がありますが、セキュリティが低下することに注意が必要です。ただし、一般にウイルスつきメッセージのサイズは数10KB以内であることがほとんどです。

通知メッセージを指定しない場合、システム規定のメッセージとなります。オリジナルのものを利用したい場合は "オリジナル通知メッセージを使用する" にチェックをつけ、メッセージを指定します。XMailCFG のサンプルメッセージファイル scanrep*.sample.cgi も利用できます。メッセージには日本語を使うことができ、###_Date_### や ###_From_### などの特定文字列(マクロ)を利用すればそれらは送信時に以下のように置換されます(大文字と小文字は区別されません)。

###_Date_### 通知メッセージ送信時のローカル時間に置換されます。ただし、通知メッセージ内に 2 バイト文字が含まれる場合は日本語表記に、含まれない場合は英語表記になります。 ###_From_### 感染メッセージの From: アドレスに置換されます。From: アドレスが空白の場合は (n/a) になります。 ###_Header_### 感染メッセージの全ヘッダ部に置換されますが、Base64 や quoted-printable でエンコードされている部分はデコードされます。 ###_MailFrom_### SMTP セッション時の MAIL FROM: アドレスになります。 ###_RcptTo_### SMTP セッション時の RCPT TO: アドレスになります。 ###_RemoteAddress_### 感染メッセージを送信または中継してきたホストの IP アドレスに置換されます。 ###_Subject_### 感染メッセージの Subject: の内容に置換されます。Subject: が空白の場合は (n/a) になります。 ###_To_### 感染メッセージの To: アドレスに置換されます。To: アドレスが空白の場合は (n/a) になります。 ###_Virus_### ウイルススキャンにより得られたウイルス情報(スキャンプログラムによるウイルス名)に置換されます。

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