スパムによる個人的・社会的な損失が許容できないレベルになってきました。
そこで、2007 年 11 月、本メニューを設け、スパム野郎との闘争の一助とすることとしました。
[セキュリティ] メニュー内にもスパム対策として役立つものがあります。


不正アクセスホストの管理
SMTP 不正アクセス対策のため、IP アドレスレベルによるアクセス制限をセットアップします。 このメニューは [セキュリティ]-[不正アクセスホストの管理] と同じです。
スパムアドレスの管理
スパマーの送信者アドレス(SMTP セッション時の MAIL FROM:)を登録します。 このメニューは XMail の機能を XMailCFG から管理するものです。
SMTP 接続数制限
同一クライアント IP からの単位時間当たりの接続数または To/Bcc/Cc 合計数を制限します。
SMTP 認証接続数制限
SMTP 認証接続で使用されるローカルアカウントについて単位時間当たりの接続数を制限します。
緊急事態の観察・発見
アカウント乗っ取り、正規ユーザの不正利用等を観察するメニューです。緊急事態に役立ちます。
不正アクセスホストの管理2(S25Rチェック)
スパマー対策のため、エンドユーザ PC からの接続を拒否またはマークします。 このメニューは浅見秀雄氏(webmaster@gabacho-net.jp)提案のスパム処理を XMailCFG から管理するものです。
GLST の管理
強力なアンチスパムツール GLST の管理を行います。 GLST は XMail の作者 Davide Libenzi 氏による SMTP Greylisting 実行ツールです。
SPF 送信ドメイン認証の管理
SPF(Sender Policy Framework) は送信者ドメインのなりすましを検証するための仕組みです。
スパムメッセージの管理
送受信メッセージのヘッダやボディ(本文)を監視し、スパム処理を行います。 このメニューは XMailCFG オリジナルのフィルタ機能を管理するものです。
迷惑メールフォルダの管理(スパムの管理)
[不正アクセスホストの管理2(S25Rチェック)] や [SPF送信ドメイン認証の管理]、[スパムメッセージの管理] によるフィルタ処理によって迷惑メールフォルダに入れられているメッセージをアカウントごとに管理します。
« スパム対策のヒント »
  • 本メニューはスパム対策、乗っ取り対策専用です。メニューの表示順は実行順と同じになっています。 ただし、[不正アクセスホストの管理2(S25Rチェック)] は環境設定により [GLSTの管理] より後に実行することもできます。

  • あなたの XMail のローカルアカウントが乗っ取られないよう努力してください。乗っ取りを防止する最良の方法は強度の高いパスワードをユーザに使用してもらうことです。 乗っ取られると、あなたの XMail が高性能のスパム送信サーバになって世界中に数百万通のスパムを送ることになります。 乗っ取り防止には [セキュリティ] メニュー内にある以下のサブメニューも役に立ちます。

    • SMTP TCP/25 リレー拒否
    • POP/SMTP パスワード強度チェック
    • POP/SMTP 不正アクセス統計

  • スパム対策は管理者にとって困難な作業です。管理上のトラブルを避けるため、迷惑メールは K4 からユーザ自身に管理させることをすすめます。

  • 設定によりかなりのことができるでしょう。設定に迷ったらサポートサイトを利用してください。的確なアドバイスがあるはずです。

  • XMail+XMailCFG システムをうまく使いこなせるようになったら、SpamAssasin など他のツールの利用も検討してください。 SpamAssasin は [フィルタの管理] から登録して運用できます。

  • しかし、スパムとの戦いにもっとも必要なものは、結局のところあなたの強い忍耐心です。 おそらくどんなシステムもスパムを完全に防ぐことはできないだろうからです。

  • そんなわけで、日々のメンテナンスにより仕事や生活に影響が出ない程度にスパムを抑えることができているなら、 あなたはスパム戦争における勝利者だと XMailCFG の作者は考えています。

XMailCFG